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Story
神聖アムリアス皇国第24代皇帝、アムリアスの神託を受ける事ができるアムリアスの使徒で姫巫女とも言われている。皇帝は代々、先帝による最後の神託によって年頃の少女が選ばれ、選ばれた少女はアムリアスの使徒となるべく、9年の歳月をかけて、あらゆる英才教育が施される。
そして、成人した際には開眼の儀が行われ、その儀をもってアムリアスの神託を受ける事ができるようになるのである。この開眼の儀は苛烈かつ過酷であり、極めて苦しい修行のひとつとも知られる。一切の食物、水を断ち、眠らず、横にならず、大聖堂のアムリアス像の前で祈り続ける事、8日間。あらゆる感覚が研ぎ澄まされ、遥か遠くで落ちた草木の朝露の音までも聞き取れることができたと言う。
イムリスは元々、神聖アムリアス皇国の辺境にある孤児院の出身であるが11歳の時に神託により選抜され20歳の時に開眼の儀を行い即位した。以後は神託を首席枢機卿に伝達し神託の実行を促す際にしか姿を現すことはしない。それ以外に於いては一年に一度、大聖霊祭の時にのみ巡礼に来る信徒たちの前に姿を見せるときだけである。
最近は周辺各国への征伐、改宗、アムリアス至上主義とも言える神託が増えており、それを支える首席枢機卿によって忠実に遂行されている。その事もあり、皇国の版図も拡大を見せているが、神官達の間にも、最近の拡張方針には疑問を持つものが増えている。
尚、余談ではあるがイムリスは皇帝史上最強とも言われるほど武芸の達人で、大抵の武器は扱えると言う。その事から戦巫女とも言われることもある。
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