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2016年5月12日、米国のサルベージ業者と研究者達はポルトガルの

アゾレス諸島でナチス海軍の潜水艦、U-581の残骸を発見。

残骸から引き上げられた金庫の中からは、古来より存在が噂された

アストラル経典の一つ、フェアガルディア原書が見つかった。

その書には地球とは異なる世界、フィアガルディアなる世界の

歴史や出来事、文化や技術について記されていたのだ。

当初は後世の何者かによる悪戯で書き記された書物として

見向きもされなかったが書物の材質や記述された内容を精査した結果、

記されている内容全てが虚構ではない事が判明したのである。

一体、誰が何処でフェアガルディア原書を執筆したのかは不明。

また、原書自体が執筆された時代を考慮すると実現不可能な技術で

執筆及び製本されており、原書そのものがオーパーツであった。

フィアガルディア原書は大英博物館に極秘裏に保管されていたが

2020年4月15日、地下の秘密倉庫から突如として消失してしまう。

以降、原書の消息は分かってはいない。

しかしながら、研究者達が残した研究と検証の足跡、そして資料は

後世の研究者達の為に残したいと考え

ここに私が知っている限りの知識と情報をここに残す。

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フィアガルディア機関主任研究調査官　テレンス ・ ブレイスフォード

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