LIGHT BLUE -みずいろ-
性別 女性
出身 地球
身長 不明
体重 不明
生年月日 不明
血液型 不明
使用武器 不明
武器名 不明
流派名 不明
人間関係 おかあさん(生物兵器)
元気はつらつな性格だが、わりと毒舌な地球出身のUIMS。その正体は地球環境対応型のコマンダーであり、UIMS軍宇宙艦隊総司令でもある。搭乗艦はUIMS軍第13主力宇宙艦隊旗艦「ブラッドレイン」。尚、みずいろブラッドとは彼女に流れる水色のオイルの事である。
まず最初に、人類の母星である筈の地球に、何故、敵性勢力のUIMSが存在しているか?それはUGSFとUIMSの出会いと戦いの記録から話さなければならない。
A.D.2200、人類は時空跳躍機関「ワープ・ドライブ(空間歪曲関)」の開発に成功、実用段階に至った。人類の悲願であった銀河系への開拓の道が開け、第二次宇宙開拓時代を迎えたのである。
またこの頃から、自称を「地球人(Earthian)」から「銀河人・ギャラクシアン(Galaxian)」に改称し名乗るようになった。
そして、それから43年後、エリダヌス座イプシロン星域アルファ星が異常な地殻変動のデータを最後に突然、連絡を絶った。そして、周囲の惑星も相次いでアルファ星と同じように連絡を絶ったのである。ただちに調査のため、UGSFが派遣された。そこで人類が遭遇したのは、初の外宇宙物体、UIMSである。
※UIMSの初遭遇について、UGSF公式サイトではエリダヌス座イプシロン星域までの表記となっているが、ギャラクシアン3、みずいろブラッドでは銀河系のはずれにあるアルファ星との表記になってあり、当サイトでは2つの表記を考察した結果、エリダヌス座イプシロン星域アルファ星と仮定した。
UIMSとはUnknown Intellectual Mechanized Speciesの略で、未確認知的機械種と表記する。命名大小無数の戦闘機械、無機物で構成された勢力で、それ自体が意思をもっており、兵器としての進化を独自に遂げたもので、文字通り「生きた兵器(ライブ・ウエポン)」とも言えた。
UGSFが調査と分析を進めた結果、小型戦闘機から宇宙戦艦、惑星破壊兵器、かまぼこのような練り物まで様々なユニットの存在が確認された。そして、UIMSとの戦いの中で進化系統が異なる群があることも判明したのである。これまでに確認された系統は下記のとおり。
A.D.2243 UIMS(ギャラクシアン3 PROJECT DRAGOON)
A.D.2245 UIMSΔ(ギャラクシアン3 ライジング オブ ガープ)
A.D.2459 UIMS Ω(スターイクシオン)
※A.D.2335 UIMSによる第三次侵攻が発生、それしに対しUGSFはオペレーションスターブレードを発動する。帝国を名乗っているがUGSF公式サイトではUIMSである
事が表記されている。しかしながら上記三種のいずれかなのか、まったく別の系統なのかは不明。
A.D.2243、2245、そして2335のスターブレード戦役までに三度、UIMSの侵攻を退けたUGSFであったがA.D.2459に発生したスターイクシオン戦役において人類は、これまでに遭遇した全ての敵性勢力の他に新たな敵性勢力による一斉総侵攻という事態に陥る。
絶望的な多方面作戦を強いられたUGSFであったが、UGSFや敵から鹵獲した技術を結集した新兵器や航宙機、そしてスターラスター作戦の英雄、ダン・ハイニックの孫、ロイ・ハイニックをチームリーダーとした独立戦略遊撃部隊「チーム・ガイア」の活躍により、結果、各勢力の前線拠点を攻略、分散撤退までに至らせる事には成功したのである。
しかしながら、その代償は大きく人類の母星である地球はUIMSΩの手によって失陥、占領されてしまった。そして、UIMSが人類の遺跡を利用して生活を始めてから159年後のA.D.2618頃になるとUIMSに文明らしきものが芽生え、UIMSの新しい時代が地球に生まれようとしていた。
彼女は、そんな時代の中で地球に建設されたロボット製造工場で生まれたと言うよりかは工場から転げ落ちてきたロボットだった。
かって地球には数千年前に古代人によって超兵器として作られた生体兵器が存在し何らかの理由で、その古代人により封印されていたのだが、それがUIMSの手によって発掘、利用され、その当時は散発的にUGSFとの戦闘を繰り広げていたようである。
※この生体兵器は全高3メートル、長い手足に球状の体に一つ目という変わった外見をしている。その大きな目からは強力なデスビームを発射する事ができ強靭な防御力と攻撃力を兼ね備え、デスビームは地表から大気圏外のミサイルを撃ち落とすことが可能なうえにUGSFの反物質爆弾は効かなかったと言われている。兵器としての正式名称は不明である。尚、公式ブログでUGSFとの戦闘で「新兵器のドラグーンなんとか?とかジオソードなんとか?とか投入された時は苦戦したけど私や知り合いのゾルギアさんが頑張った事でずいぶん奴等も駆除出来たわ」と語っている。
ゾルギアも生体兵器であり個体差があるものの、A.D.2311に惑星エクシアで確認されたゾルギアは全長10kmを超えるような超巨大生体兵器であった。ニュースペースオーダーで登場する神聖宗教国(正式国家名称セレスティア・ティアン・ファーウス)の太古文明が製造したものと言われている。ちなみにテイルズ・オブ・エターニアで登場する「セレスティア」の数千年後の世界である。「インフェリア」は内戦で崩壊した模様。ゾルギアはUGSF側の呼称であるが神聖宗教国はゾルギアの事を神罰要塞として運用しファーウス・アドーア・ギレネスと呼称していた。
興味深いことに神聖宗教国の設定にはイル・ドークト装甲やエターニアの平行世界など、U.G.と並んで旧ナムコの過去ゲームの設定が流用されているのが多い。特にアドーアギレネスはゼビウスに登場する機動浮遊要塞の初期正式名称(英米人が正しく発音してくれないと分かり、アンドアジェネシスに改められた。同様のものにバキラ=バキュラ)にも使われており新ゼビ語も確認されている。
そして、ある日、UGSFとの戦闘の合間に、メンテナンスの為にベースへ戻ってきた生体兵器がロボット製造工場を踏みつぶしてしまう。その際に工場から(恐らく製造ライン)転がり出たのが彼女こと「みずいろ」である。
この時、みずいろと出会った生体兵器は突如として良心回路に目覚め、UIMSの兵器として戦闘を赴く事を拒否、みずいろを保護して平和に暮すことを決意した。
が、当時のUIMSは、この事態を生体兵器の暴走または制御不可に陥ったと判断したようで生体兵器の捕獲ないし破壊を目的として生体兵器の量産型クローン10体を差し向けてきた。
生体兵器はみずいろを庇いながら奮戦するも多勢に無勢、残り3体のところで一度は力尽きてしまうものの(この時にみずいろを庇いクローンのデスビームを受け続けたため、装甲が黒く焦げてしまう。)、みずいろが生体兵器のことを「おかあさん」と呼んだ為に、生体兵器の中に母性が芽生えたらしく奮起。
みずいろを守るという気持ちだけで残り3体を撃破。その直後に丸一日、機能停止に陥ったようだがUIMS側は生体兵器に対する作戦行動を諦め、撤退していった。以降は洞窟の中でみずいろと二人で生活を続けていたようである。
やがて、生体兵器である「おかあさん」の愛情の下、みずいろは成長しUIMSの教育機関であるブラッド学園へ入学。一年間の学園生活を送る。ブラッド学園での生活は、みずいろにとって人間のそれとは、あまり大差がない楽しい生活であったし、みずいろはそこで初恋を経験する。
恋のライバルと教室でどつきあったり、学園祭でぼろ儲けしたり、雪山で遭難したり、ジャングルでスカイフィッシュを追いかけたり、何より大好きなロボット「加藤くん」と一緒にいられるだけで幸せな学園生活であった。
僅か一年間の学園生活、近づくブラッド学園卒業の日、みずいろは加藤くんにラブレターを渡すことを決めていた。
そして卒業式当日、先生や「おかあさん」からお祝いの言葉をかけられる、みずいろ。加藤くんから第二ボタンならぬ第二ボルトを貰うこともでき、後はラブレターを渡すだけ。
しかし、その直後に学校は爆撃されてしまう。気を失った、みずいろが次に目を覚ましたのは学校の地下シェルターであった。
何が起きたのか、わからない、みずいろの前に校長先生である、ウシキングの映像が映し出され、みずいろに驚くべき事実が告げられた。
学校を爆撃したのは宇宙生命体ギャラクシアン、それがUIMSの敵であること、東京・博多・名古屋・大阪、主要都市は壊滅状態。そしてブラッド学園はギャラクシアンの襲来に備えて準備された訓練校だったのだ。
UGSFはA.D.2618にUIMS占領下の地球を実態調査するために先遣艦隊を派遣。作戦行動が目立たぬようにエイリアンおよびバッツーラに模した擬態を行っていてた。
ウシキングは成績優秀者である、みずいろに反撃作戦の為、唯一完成した最新鋭機"FAKER2"に搭乗して戦ってほしいと告げる。当初、あまりの事態の急展開に、みずいろは搭乗を拒否してクラスメイトの所在や大好きな加藤くんの安否を気遣うが、加藤くんも爆撃に巻き込まれ、一命を取り留めたものの病院へ入院していた事を知らされる。
困惑する、みずいろをよそにギャラクシアンは第二次防衛線を突破し基地内部まで潜入してきた。
すると今度はクラスメイトのくろはら(みずいろに好意を抱いているが卒業式の日に声を掛けようとしたもの、みずいろが加藤くんの事ばかり考えているのを見て、ひとりトボトボ帰っていった)からの映像が繋がり、基地は絶対に守る、みずいろを無事に打ち上げてやると、みずいろに出撃を促した。そして「加藤の事が好きなんだろう、いくんだ」という一言に、みずいろは決意して"FAKER2"に搭乗し出撃した。
この時、みずいろが記録した戦果は著しいものがあり総撃破数は1億2千600万体と記録されている。
機体損傷85%、エネルギー残量2%、残弾数0になりながらも敵を撃破したみずいろが地球帰還の為、大気圏へ軌道修正した矢先、巨大なワープアウト反応を検知した。それはバッツーラのディスラプターに擬態したUGSFの母艦であった。最早、抵抗する術が残されていないみずいろは自爆コード「かとうくんだいすき」と打ち込み機体の反応炉を暴走させ母艦へ突入。母艦もろとも自爆し先遣艦隊を壊滅せしめたのである。
この時点では、みずいろは奇跡的に助かり、無事に地球へ帰還している。みずいろは、この一件で栄光の女神と称され、UIMS宇宙艦隊総司令にまでまつり上げられることになった。
しかし、彼女にとってこれはほんの悪夢の始まりでしかなかった。
UGSFは、この実態調査の情報を分析した結果、国勢で銀河連邦が1に対し、UIMSは0.1以下であることが確認され。同年、連邦議会において、銀河系内UIMS駆逐作戦「オペレーション・ドレッドノート」が発令されることになるのである。