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ALIADDOL
​アリアドル
性別 生物学的には雌

出身 /エストメリア魔皇国

身長 140~180cm

体重  40~120kg

使用武器 触手・根

武器名 無し

流派名 無

人間関係  無

      

      

      

      

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​幻

​Story

エストメリア魔皇国北東に位置するリンシの森で確認できる半植物・半菌糸的な生命体。元々は植物や小動物に寄生する菌糸であると言われているが何らかの突然変異で進化が進んだ事で現在のような植物と菌糸が融合した形状になったとされる。

この生命体は動くことは出来ないが、近くにいる生物を、そのフェロモンとも言える妖艶な香りで相手を誘い込み、範囲内に獲物が入ったところを、すかざず触手で絡めとる。その後は神経毒を注入し獲物の身動きを取れなくした後、地中に引きずり込み、苗床また養分にすると言われている。

また、特徴として苗床にした生命体の遺伝子はまた体を乗っ取り自由に行動できるが、それが犠牲者の思考パターンによるものか、それとも生命体の自我によるものかは不明。

捕獲対象は人間も含まれており、昔から少なからずの犠牲者が出ている。これもまた男性と女性かで捕らわれた後の事象が分かれており、女性の場合は他の生物と同様に触手から神経毒を注入された後に菌糸が体中に張り巡らされることになる。やがて、脳まで菌糸が達した時、人間としての女性の命はここで終わる。その後、菌糸により細胞単位で体が作り替えられることになり、自立行動が可能な形態へ変化し、この形態を総じてアリアドルと呼ぶ。由来は最初に寄生が確認された女性の犠牲者、アリアドル・フランドーネから取られている。

このアリアドル形態になると積極的に獲物を探し回るようになり、戦闘力も変化前の比ではないため、熟練の冒険者やハンターでも倒されることが少なくない。

そうして、捕らわれた男性は、触手と神経毒によって身動きが取れなくさせられた後に地中に引きずり込まれ養分とされるが、すぐに絶命することはない。場合によっては何十年も生き続けることになる。

これはアリアドルの生態系によるものでアリアドル自身は植物である為、光合成によって栄養分を生成できるが、その栄養分を自身の生命活動に転用できない。よって第三者の媒介によって自身が利用できる栄養分に変換してもらう必要があり、その最も効率がいい媒体が人類とされている。これにより。捕らわれた人間はアリアドルにとって運命共同体的な存在であり自己の為とは言え生命維持的にはかなり丁重に扱われることになる。

では捕らわれた人間はただ何もない悠久の時を苦しむのかというと、近年の研究では、そうでもないのかもしれないという報告が上がっている。

この報告は著名な探検家である、エヒャル・パリューが執筆した魔界見聞録の中で記されているが、このパリュー自身がアリアドルに養分にされたものの奇跡的に救助された時の報告によると養分にされている間はとても幸せな夢を見ており、夢の中で素敵な女性と結婚し家族を築き一緒に幸せな生活を送っていたと話していたとされる。また五感として感じた記憶も残っており、救助され、それが幻であると説明を受けても彼は、夢が現実でありアリアドルを愛していたと返答していたいう。

その後、パリューはアリアドルの待つ森へ戻り消息を立ってしまったが、それから約50年後
に枯れ果てたアリアドルの根本から彼の遺体は発見された。その遺体は、まるで生きているかのように綺麗な遺体であり、老いることもなく微笑みすら浮かべていたという。また傍らには
別のアリアドルが誕生した跡があったが、それはすでに何処へ移動した後であった。





 

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