ABELARDO -アベラルド-
性別 男性
出身 スペイン王国/ヴァレンシア
身長 185cm
体重 86kg
生年月日 不明
血液型 不明
使用武器 ロングソード&短剣銃
武器名 El Sol y La Luna(エル ソル イ ラ ルナ)
流派名 我流双剣術
人間関係 なし
スペイン王国港町ヴァレンシアの貧民街出身で幼少時から天涯孤独の身で生き抜いてきた。
その後、奴隷商人に捕まり、国外へ連れ去られそうになるも貴族に買われ屋敷の使用人として働く事になるが屋敷の当主から虐待を受け、最終的には当主を殺害してしまい追われる身となってしまう。
ネーデルラント連邦共和国に逃亡した彼は、アステルダムで船員として働く事になり、そこで海洋学と航海術を学び船乗りとしての経験を積むことになる。やがて、スペイン王国へ戻るとアステルダムで培った技術と知恵を武器に名高きスペイン王国無敵艦隊所属のガレオン船の航海士として乗り組むことになった。
勤勉で質実剛健な働きぶりに船長の覚えも良かったが、その裏では金と引き換えに機密を敵に売り渡したり、密輸や誘拐等の悪事を働いていた。そうして蓄えた私財を貴族や商人への接待や買収、投資などに使い、人脈を広げつつ評価を高め、遂にはガレオン船サン・ビセンテ号の船長へ就任したのだ。
サン・ビセンテ号の乗員は、ほぼアべラルドの私兵か息がかかった者であり、船にはアべラルドの悪事を見咎める者は当然無く、半ば加担する者までいた。しかしながら、アベラルドの智略と用心深さによって露見することもなかった。
しかし、例外がいた。
インディアス艦隊護衛と、その武勲を買われ、無敵艦隊の新造ガレオン船の船長に抜擢されたマクミシリアノである。彼は前々から出し抜くようにして現れるイングランド王国の私掠船に手を焼いており、拿捕した私掠船の乗員から聞き出した証言で裏切り者の存在を確信していた。そして、裏切り者を探している事もアベラルドの耳に入っていた。
危険を感じたアベラルトは所有者に絶対的な力と繁栄をもたらすと言われる伝説の武器、ソウルエッジがイングランド王国の手によって発見され、近く本国へ輸送されるとの偽情報を流した。
それにまんまと乗った上層部はマクミシリアノに哨戒任務を命じ、それを聞いたアベラルトはイングランド王国へ伝説の霊剣ソウルキャリバーがスペイン王国新造ガレオン船によって輸送されるとの情報を流したのだった。
何も知らぬマクミシリアノは任務に疑問を感じながらも軍人として務めを果たすべく出港する。
アベラルトは、その様子を見て安堵した。
待ち受けるはイングランド王国のガレオン3隻。
こちらは新造とは言えど一隻、助かるまい。彼はイベリア半島南部で生産されたワインを飲みながら一足早い勝利の美酒に酔いしれる。そして不敵に笑いながら一言呟いた。
「死ぬがよい」