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SPICA・JUUTILAINEN
​スピカ・ユーティライネン
性別 女性

出身 旧ダリア王国/アルムス

身長 153cm

体重 48kg

生年月日 2月14日

使用武器 ハルモニアダガー

武器名 ダリアス

流派名 ダリア王宮剣術

人間関係  母 キリエ(故人)

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​亡国守護者

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​Story

旧ダリア王国軍偵察部隊「シェイド」の部隊長で本人も一流の隠密である。北方をエグザシオ帝国、西方を神聖アムリアスと二大強国に隣接するダリア王国は何方かの国が本気を出せば、あっという間に吹き飛ぶような小国であった。

 

故に外交と情報戦略、そして経済に於いて存在感を示すことにより強国の侵略を防いできた歴史があった。その中でも情報戦略に置いて活躍してきたのが王国軍偵察部隊「シェイド」であり、その部隊長であるスピカは優秀な諜報員として王国の諜報活動を支え、何度も王国の危機を救ってきた。スピカの功績に王族の覚えもよく、国王フォルディナンドや女王、その王女とも交流があり、何度か王宮に招き食事を共にしたことがあったという。それは諜報員としては破格の厚遇であった。

 

そんなスピカも厚く遇してくれる王族に深い忠誠心を持ち任務に励んてきた。しかし、その生活も神聖アムリアス皇国との国境紛争を端に発する戦争で瓦解する。元は国境付近の小さな村にアムリアス皇国の神官が来訪し、アムリアス教の布教を始めたことが原因であった。飢饉ではないにしろ貧困に喘いでいた、その村はアムリアス神官の施しに感謝し、こぞってアムリアス教へ入信、そしてアムリアス教義を学ぶに連れ、王族と中央政府に不満を持つようになっていった。そして、最終的には独立を要求したのである。

しかし、その独立要求の主たるリーダーが暗殺されるにいたり、村人の反乱が発生。王国軍は説得の為に役人と30人の兵士を最低限の装備で村へ向かわせたが、その道中で奇襲攻撃に会い通信途絶。この事態を深刻に見た国王は探索部隊を派遣、村に到着したが村は焼き尽くされた後であった。

一体、何が起きたのか不明のまま、帰途についたが今度は探索隊が自国の領民から罵声を浴びせられ口々にアムリアスへの恭順を誓う村人たちによって襲撃される事態になった。実はアムリアスの諜報神官がダリアの村々へ宣教の為に潜入、貧困に喘ぎ苦しむ村人たちが救いを求めアムリアス教へ入信したが王国軍によって弾圧され皆殺しにされたと喧伝していたのた。

実際、王国は善政と言っていいほど領民に対しては気を使っていた。飢饉と聞けば貯蓄していた家畜や食料を分け与えており、今回の反乱が起きた村でも食料を随時、輸送していたのである。しかし、それは届くことはなかった。アムリアス皇国の神官が雇った賊が食料隊を襲撃し食料を強奪、それを施しとして村人達へ与えていたのである。

これを機にアムリアス皇国はアムリアス教信徒の保護と独立を宣言した村の独立と自国編入を認め周辺地域をアムリアス領へとする事を宣言。同時に王国に対し弾圧に対する賠償と謝罪を要求した。王国側はこのアムリアス皇国の行動に反発、北方のエグザシオ帝国、更には南方のオルキス共和国に外交協力を要請する。

 

しかし、王国議会の最大野党党首であるホーレンは国境付近の村で発生した焼き討ち事件と真相の説明を要求。実際はアムリアス神官が行ったデマゴーグとマッチポンプであり、証拠もないため野党も追求しきれず、また王国側も証拠もなく探索隊も同じように消息不明な為に無罪が証明できないという事態に議会は丁々発止の様相を見せ、議会一致による可決が伝統的な王国に於いて為すすべもなく時間が悪戯に過ぎていった。

最終的に野党は神聖アムリアスへ謝罪を行い領土割譲に応じると共に国王の退位と王室解体による民主政治移行への是非を問う領民による領民の為の投票を行うよう王国政府に要求。それに応じるまで会議には参加しないと宣言。これにより、エグザシオ帝国、オルキス共和国に対する外交協力は不可能となった。ここに至り国王フェルディナンドは退位を決断し、国民の前で演説を行うことになったが、神聖アムリアスへの要求には応じないと宣言。この宣言に対し野党側が再び反発し議会は完全に停止した。その為、国王は国家非常事態宣言を発令し議会権限を停止し国民に対し自らの退位を宣言。王室の存続については発言しなかったが、この宣言に於いて神聖アムリアス皇国は「無政府状態になったダリア地域の安寧と信徒の保護はアムリアス神の救道の使命であり、それらを迫害するダリア王族と議会政府は排除されなければならない」と宣言。一気呵成に領内へ進撃を開始した。

国王は、その報告に驚きも怒りもせず、ただ虚しげに一言「自明なり」と残したと言われている。一方、野党である議員の面々は驚愕のあまり、泡を吹いたり、失禁したり親アムリアスを叫んでいた評論家や議員は持つものを持たず四方の国々へ散っていった。エグザシオ帝国やオルキス共和国も実際にダリアから要請があれば示威行動のひとつは起こすことも考えていたがダリア王国議会があまりに混乱していたので手を拱いていたのだ。

それでもダリア王国の友好国であり海運上の要所でもあったオルキス共和国は非公式に義勇軍を派遣。エグザシオ帝国も示威行動の為に国境へ部隊の展開を開始、長引くようであれば介入する動きを見せた。そして、スピカが率いる偵察隊も奮戦、30対1とも言われる戦力差に於いて1日もあれば終わると言われた戦争も180日も持ちこたえたが王都アルムスが陥落。

国王と女王は皇国軍によって即日処刑され、王女も消息不明となった。国民もここに至り、自分の国が無くなってしまった事の重大さに気づいたが時はすでに遅かった。

スピカはその後、残存する偵察隊と王国軍を率いて自由ダリア王国軍を率いて結成、自治領とは名ばかりの植民地になってしまったダリア王国の復権の為、ゲリラ戦を展開、自らの戦いのための大義の為に消息不明となった王女を探している。

 

が、実は彼女もまた正統なる王族の血統であり、母親であるキリエはかって王宮へ務めていたが国王との間に子供が出来た為、王宮から離れていたのである。国王は、その事に責任を感じ、第二夫人として迎えることを内々に打診していたと言う。女王自らもキリエを第二夫人として迎えることに賛同していた。スピカに対する国王や女王の厚遇は功績はもちろん、実の娘として愛情もあったのだ。

が、キリエ自身はそれでは国民に示しがつかないと第二夫人の要請を辞退した。そして事実を伝える前にキリエは病気で死去してしまった為、スピカは自分が王族であることを知る由もない。また、王族も揃って故人、消息不明となった今、自身が気づく可能性も限りなく低いであろう。

もし、可能性があるとすれば彼女が生まれた時に、国王が執事に届けさせた王家の紋章が施されたペンダントに託されている。それは消息不明の王女がつけているペンダントの片割れでもあり、いずれ二人が出会い、その正体を打ち明けることが出来た時に、その2つを組み合わせ二人合わせて王国を導いてほしいと願った国王の親心でもあったのかもしれない。

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