TOMBO -トンボ-
性別 女性
出身 /プラネットギャラガ
身長 145cm
体重 42kg
生年月日 8月12日
血液型 不明
使用武器 ブラスターヘッド
武器名 ブラスターヘッド・ギャラティック
流派名 ギャラガ甲虫戦術
人間関係 トンボ・ゴエイ
遥か遠い未来、宇宙に進出し勢力を拡大した人類は自らを「銀河人」(ギャラクシアン)と称し宇宙に於ける一大勢力を築き上げていった。ギャラクシアンから見れば、ギャラガリーグは敵性勢力であり、原則として彼らからの先制攻撃に対応する形で戦争に突入していったと言えるだろう。
しかしながら、ギャラガリーグの彼らにしてみれば突然、現れた新興勢力でありながら絶対不利な戦いを何度も覆し勝利を収め勢力圏を拡大していくギャラクシアンの様を見せつけられたら、将来的な絶対驚異として目に映るのも想像に難しくなかったとも考えることができよう。
その潜在的驚異は三回にも及ぶ軍事侵攻という形で発現したが、結果的にその行為そのものがギャラガリーグ弱体はおろか、滅亡の危機まで招いてしまうことになってしまった。
現状における継戦能力を失った彼らが採れる選択は消極的なものに限られたが、その中でも、一部のエイリアンから提案されたリ・ギャラティングプロジェクトは奇策ではあるが長期的な目で見れば唯一の反攻作戦とも言えた。
ギャラクシアンと繁殖可能なエイリアンの遺伝子をもつ人型有機生命体を作り上げ、UGSF勢力圏内に送り込み、そこで自らの子孫を増やす。子孫を増やしコミュニティを構築、偽装移民を含め寄生とも言える方法で勢力を拡大し、最終的には宿主を喰らいつくし自らがギャラクシアンの頂点に立つ、それがリ・ギャラティングプロジェクトの全容である。
既に先遣隊としてゴエイをベースに開発した1体目、ボス・ギャラガをベースにした二体目がハイパードライブで送り込まれており、トンボは、その三体目である。
本来であればザコと呼ばれる素体がベースになる筈であったが、個体としては能力が低くザコの開発は見送られた。このトンボは第11補給ポイント(第11ボーナスステージの登場キャラ)の護衛部隊であるトンボをベースにしており、高機動能力を有していた。
ゴエイは伴侶となりうる対象人物を、まるで護衛するかのように付き添い尽くして懐柔する、謂わば良妻賢母型で、ボス・ギャラガは狙った獲物はガッチリ捕まえて離さない押しかけ女房、強制結婚型もとい強襲型。そしてこのトンボは伴侶となりうる対象を発見次第、既成事実化して対象に後戻りさせない状況を作り出すスピードタイプである。
何をもって既成事実とするかは、此れを見ている読者に委ねるとしよう。三体とも共通していることは対象になった場合、その誘惑及び追跡から逃れるのは困難と言わざるを得ない事である。
本来の計画どおりにいけば彼女たちはUGSF勢力圏内で子孫を増やし、少なからずの脅威になっていた筈だった。
しかしながら、運命のいたずらで一番最初にハイパードライブでワープしたゴエイが16世紀の地球へワープアウトした事で、ボス・ギャラガ、トンボもワープリンクの関係で芋づる式に16世紀の地球へ飛ばされてしまう事態となった。この時点でギャラガリーグの目論見は半分成功して、半分失敗に終わる結果となったのだ。以降、リ・ギャラティングプロジェクトは中止となり先の三体も廃棄処分として処理された。
では16世紀に飛ばされた彼女たちはどうなったのか?
結論から言うと飛ばされた三体の生命体は逆境(むしろ誘惑と繁殖には楽な環境)の中で任務を果たしたと言える。ただそれはギャラガリーグの優位を招く状況を作り出すとこまでは行かなかったという話なのだ。
彼女達の足跡は地球各所に伝わる伝説や伝記でも見ることができる。主に妖精やピクシーと言われるのがそれであり、まれにサキュバスと呼ばれるものに進化したとも言われている。