フェアガルディア大陸屈指の科学技術を誇るフェルデン連邦に於いて、兵器開発工廠の責任者を務めていた男で階級は准将。彼が開発した様々な兵器は弱小国の一つでしかなかったフェルデン連邦を一大軍事国家へとのし上げた。冷徹な全体主義者であり科学に魔法力学を加えた独自の魔導科学理論を提唱。その過程で蒸気機関で動くオートマタや自立兵器を開発する。

​

狂信的な科学及び魔導科学信奉者であり、個人よりも科学を優先すべきであり、個人は科学の発展のために貢献しなければならない。科学の発展こそが人類の繁栄を約束するという思想の持ち主で、その信条によって行われた様々な実験や開発では度々、非人道的な実験も行われたという。

​

やがて、試製八〇式蒸気機関搭載自立機動兵器「ガルネーレ」の量産に成功した彼は350体のガルネーレと試製一〇八式蒸気機関二足歩行戦闘機械「バンデラス」20体の軍勢を率いてクーデターを実施。瞬く間に南フェルデン連邦の主要都市と生産拠点を制圧し、南フェルデニア共和国建国を一方的に宣言した。

​

その後、三度に渡ってフェルデン連邦による南フェルデニア共和国制圧作戦が行われたが全て失敗に終わっている。