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VYOLA・DERSEANTETILDA
​ヴィオラ・デルスアント・ティルダ
性別 女性

出身 ティルダ王国/ティムリア

身長 158cm

体重 秘密

生年月日 4月12日

使用武器 ティルダ王家の宝剣

武器名 ティルダリアス

流派名 ティルダ王宮剣術

人間関係  父 エクリプス(故人)

      母 フレデリカ(故人)

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​銀月

女王

​Story

東フェクトリミニアの北東に位置する王国、ティルダ王国。この国は昔から精強なる4つの騎士団を率いており、過去に起きた様々な戦乱で武名を轟かせてきた。ひとつに技の赤月騎士団、ひとつに力の蒼月騎士団、ひとつに智の銀月騎士団、そして、最期にそれらの騎士団を纏める役割を持つ国王直属の金月騎士団であり、金月騎士団は代々、王族の者が団長をつとめる習わしであった。

精強な四騎士団の存在、そして外交政策においても西のリアム王国とも婚姻関係による同盟を結ぶ事で、南のエグザシオ帝国からの外圧も、者ともせずに独立国として存在することが出来た。

 

しかし、そんな国にも綻びか見え始める。先代国王エクリプスは賢王とも言われ、暴君でもなかったが、王国を取り巻く状況から軍事方面に力を入れる傾向が強かった。平時なら、何も問題はなかったのが、不幸にも異常気象による不作によって飢饉が発生したことにより王国の経済基盤に支障がでることになった。

エクリプスは他国からの介入、特にエグザシオ帝国からの介入を嫌っており、軍事の予算を内政に回しては精強な騎士団が維持出来ない(少なくとも騎士団をひとつ解体する必要があった)と考え、軍事費を削減せず、内政の切り詰めと隣国からの借金で賄うことにした。

しかし、飢饉による被害は想定を超えていた為、更なる借り入れが必要となり、同時に領民の間にも餓死者が出始め、王室に対する不満も出始めたのである。ここで更なる悲劇が王国を襲うことになった。国王エクリプスが飢饉の視察へ向かった際に馬から落馬して亡くなってしまったのだ。多くの者が悲しむ中、飢饉によって苦しむ領民の中には天罰だと言う者も少なからずいた。また、財政が苦しい中で盛大な国葬を行うことは出来ず、王族の葬儀としては異例の質素さで行われ、それはまるで王国の没落を象徴するようであったと言う。

そんな中、即位した先代の一人娘であるヴィオラは妻の忘れ形見であり、エクリプスから溺愛されて育てられた為、世間知らずに育ってしまった面はあるが領民達を愛してやまない優しい性格であった。そんな彼女はすぐさま、領民を救うべく行動を起こした。

まず飢饉に苦しむ領民の為に貯蓄していた食料と財を放出し施しを与え、その費用は金月騎士団を解散し、かわりに銀月騎士団を王家直属騎士団として、自ら団長に就任することで浮いた給与と解散した金月騎士団の維持費で充てた。

 

無論、王宮内では反対の声もあったが彼女は断行し、他にも王家由来の貴金属や美術品を売却しリアム王国の借金返済へ、更に彼女の改革は騎士団改革にも及び、人数を削減し少数精鋭化、人事刷新、装備見直しで浮いた予算で農家への支援と農地回復に充てた。

この政策により王国の内政はV字回復し、王室に不満を持っていた領民も、ヴィオラ女王万歳と口々に喝采して賞賛した。確かに内政面では100点満点とも言える政策であったが軍事面、特に外政面では問題を残す結果となってしまった事にヴィオラは後から思い知らされることになる。

飢饉による混乱も収束に向かいつつあった、ある日のこと、エグザシオ帝国軍が突如として国境を越えて進駐し最寄りの村を封鎖してしまったのだ。曰く「飢饉によって盗賊化した貴国の領民が帝国領内の村々を襲撃し多大な損害を与えた。また、その事を知りながら黙認してきた貴国の対応も決して座視することは出来ない。よって帝国は今回の事案に対する賠償と処罰を要求する、それが受け入れられない場合は武力による解決も辞さない」

エグザシオ帝国は今回のティルダ王国の飢饉と騎士団改革で職を失って帝国領内に流れてきた元団員から騎士団が弱体化していることを聞き及び、絶好の機会として内政干渉をおこなってきたのだ。かくして若き女王は新たなる困難に立ち向かうことを決意し三騎士団に召集をかけたのである。

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