神聖アムリアス神に仕える枢機卿達の間でも最高位の首席枢機卿。信徒の中で唯一、姫巫女であるイムリスとの面会が許され、神託を他の信徒達へ伝達し、神の聖名の下に実行することが彼の役割であり責務である。

人口の８割が女性のアムリアス皇国では珍しい男性の枢機卿であり出身も身寄りの無い孤児である事から現在の地位を手に入れるまでに多くの差別や屈辱を味わってきた事であろうことには想像に難しくなく、その影響の為か自身の上昇志向が高く、力への渇望が強い傾向にある。

性格は表向きには寡黙にして神に忠誠を誓う高潔な人物と評されるが、実際は慇懃無礼な態度を取り、冷酷・冷徹。猜疑心が深く、目的のために人を利用することを厭わなず、また、自分は神に仕えているのであり皇国に仕えているわけでないと考えている。口や感情には出さないが皇帝への忠誠も持ち合わせておらず、神託を受けるための道具としか見做していない。

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彼の本性を見抜いている一部の枢機卿や幹部は彼のことを警戒してているが、実際のところ彼の権力が大きすぎて何も対抗策を打てないのが現状である。

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また苛烈なまでのアムリアス至上主義であり、異教徒や魔族は彼に取っては排除と憎悪の対象でしかない。

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