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Soul Calibur VI Screenshot 2019.10.30 -
 ZI XUAN -ズーシュエン-
性別 女性

出身 明帝国/太原

身長 162cm

体重 50kg

生年月日 7月14日

血液型  AB型

使用武器 中華剣

武器名 明帝国軍刀

流派名  明帝国軍刀術

人間関係 父 宇轩(ユ シュエン) 

             母 雨萱(ユィ シュエン)

             弟 梓豪(ズ ハオ)

明帝国太原出身で農民一家の長女として生まれる。決して裕福とは言えない家庭環境の中、親の愛情に恵まれ健やかに育った。

 

とは言うものの貧しさから来る空腹にはいつも悩まされ、また自分の食事を食べ盛りの弟に分け与えたりしていた為、彼女自身は、いつもお腹を空かしていたのである。

 

いつか腹いっぱいご飯を食べてみたい。

それが彼女の細やかな夢になっていた。

そして、成長した彼女は明帝国の軍人になれば、ご飯がおなか一杯食べられるとの話を聞き(正確には兵士になることで、その家は軍戸となり政府から土地が下賜され、その土地の収入による自給自足が原則となる)、親の反対を押し切り、明帝国の兵士として長城の国境警備の任についたのである。

が、思ったより、ご飯が腹いっぱい食べられるという機会がなかった。以前より多少マシな程度で実家の生活環境は、あまり変わらなかったのだ。

 

此れ如何に?答えは簡単で村を統括する軍官が本来、下賜されるはずだった土地を私物化し、また供給される食糧も横領していたのだ。明帝国に於ける衛所制という制度は既に崩壊していた。その事実を知った彼女は烈火の如く怒った。軍官の邸宅に乗り込むや否や不正を働いていた軍官を縛り上げて役人に突き出してしまったのである。

かくて不正を働いていた軍官は解雇され、彼女も兵士として正当な報酬を得ることが可能になったのだが、一兵士が軍官をぶん殴ったという事実は規律上、問題があるとして北京に呼び出されて、こってり説教される羽目になってしまった。そんな折、ちょうど北京では皇帝の誕生祭が執り行われており、そこを警備する兵士が不足していた。軍官を殴った罪は問わないから警備に従事しろと言われた彼女は、王宮の祝宴会場の警備を担当することになる。

祝宴会場から漂う高級料理の美味しそうな匂いと警備する彼女の脇を

通り抜けていく見たこともない豪華な宮廷料理の数々、物欲しそうな顔とよだれを垂らしつつ必死に我慢して警備を続ける彼女。その彼女の姿を見た、宮廷の料理人の一人が哀れに思ったのか祝宴終了後に彼女を裏に呼びつけると、残り物の北京ダックを食べさせてくれたのだ。

 

そのあまりの美味しさに彼女は悶絶する。

パリっとした皮の食感に、噛むごとにジュワっと溢れる肉汁、一口で彼女は北京ダックの虜になった。彼女は料理人に北京ダックを腹いっぱい食べるにはどうしたら良いか?と聞いた。

 

料理人は「これは宮廷料理で一兵士が、おいそれと食べることはできない」と答えた。

 

がっくりとする彼女を再び哀れに思った料理人は「皇帝陛下は今、救国の剣と伝えられている伝説の剣親衛隊を使ってまで探索している。その剣を真っ先に発見して陛下に献上すれば褒美として北京ダックぐらい、おなか一杯食べさせてくれるだろう」

 

そのことを聞いた彼女は料理人にお礼を言うと、その足で軍の本部へ直談判する。

 

「自分も救国の剣の調査に加わりたい」

しかし、救国の剣探索は親衛隊の管轄であり我々が関知することでないと断られてしまう。しかし、どうしても北京ダックをたらふく食べたい彼女は、北京ダックに対する情熱、自分の今までの人生、家族にも食べさせたいと懇々と4時間も説いた結果、本部の担当者が遂に根負けして、調査隊には加われないが国土資源調査の任務を彼女に与えた。

要は勝手にやってくれと言う対応だが、彼女は喜び勇んで任務へ向かうのであった。

余談ではあるが、彼女が調査で、とある南方に立ち寄った時、黄色い細長い果実を口にして皮をポイ捨てした張本人である。

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